布団・ベッドだけじゃない!眠りを育む空間づくり
「ぐっすり眠れないのは、布団やベッドのせいかも…」と考える方は多いかもしれません。
確かに寝具は大切ですが、眠りの質を左右するのは“寝具だけ”ではなく、寝る空間そのものです。
部屋の雰囲気やインテリア、窓周りの工夫――こうした要素が、眠りの深さに影響します。
1. 和室か洋室か? ― 寝る空間の特徴
日本では、畳の上に布団を敷く和室での睡眠が長く親しまれてきました。
畳はやわらかく、香りにリラックス効果もあります。一方で、洋室のベッドスタイルは床から高さがあるため、立ち座りが楽で、布団の上げ下ろしの手間もありません。
とうくりの家づくりでは、家族のライフスタイルに合わせた“眠る空間のかたち”を提案しています。
- 和室:香り・調湿効果・寝具をしまえる収納との相性が良い
- 洋室:寝具の衛生管理がしやすく、ベッド周りの動線も確保しやすい
どちらにしても床材や壁材の素材が自然であるほど、空気の質が整い、眠りやすさが増します。
2. カーテンやブラインドの選び方
光の入り方を調整できるカーテンやブラインドは、眠りの深さに大きく関わります。
朝の自然光は目覚めを助けますが、夜は街灯や車のライトが差し込むと睡眠の妨げになります。
とうくりがおすすめするのは、
- 夜はしっかり遮光でき、朝はやさしく光を取り込める二重カーテン
- 自然素材のブラインドや障子で、光を和らげる工夫
これらは、光をコントロールしながら部屋の雰囲気も柔らかく演出します。
3. インテリアの“視覚ノイズ”を減らす
眠る前に視界に入るものが多すぎると、無意識に脳が情報を処理し続け、リラックスしにくくなります。
お片づけ講座でもお伝えしているように、「寝室は“休むためだけの空間”と考えて、余分なモノは減らす」ことがポイントです。
- ベッド周りに物を置かない
- 壁や棚の色を落ち着いたトーンにする
- 自然素材の小物を選び、視覚的にやさしい雰囲気をつくる
こうした工夫が、目から入る情報をシンプルにし、気持ちを落ち着かせることにつながります。
4. 香り・質感で眠りをサポート
寝る前の空間にほのかな香りが漂うだけで、気分はぐっと落ち着きます。
無垢材やヒノキの香りはもちろん、自然のアロマ(ラベンダー・ヒノキオイル)を使うのもおすすめです。
また、麻や綿といった自然素材の寝具やカバーは、肌触りがやさしく、寝返りも快適です。
とうくりの家では、床や建具に木を多く使うことで、日常的に“香りと質感”によるリラックス効果を感じてもらえるよう工夫しています。
5. 「眠れる空間」は日常の整え方から
寝室を整えることは、暮らしそのものを見直すきっかけになります。
モノを少し減らす、照明を柔らかくする、自然素材を取り入れる――
そうした積み重ねが、「家全体が休息の場になる」暮らし方につながります。
次回は、「暮らしの整え方と眠り」について。
お片づけや部屋の整え方がなぜ眠りの質を変えるのか、とうくりの視点からお話しします。

