とうくり流「眠りと家」#4

布団・ベッドだけじゃない!眠りを育む空間づくり

「ぐっすり眠れないのは、布団やベッドのせいかも…」と考える方は多いかもしれません。

確かに寝具は大切ですが、眠りの質を左右するのは“寝具だけ”ではなく、寝る空間そのものです。

部屋の雰囲気やインテリア、窓周りの工夫――こうした要素が、眠りの深さに影響します。


1. 和室か洋室か? ― 寝る空間の特徴

日本では、畳の上に布団を敷く和室での睡眠が長く親しまれてきました。

畳はやわらかく、香りにリラックス効果もあります。一方で、洋室のベッドスタイルは床から高さがあるため、立ち座りが楽で、布団の上げ下ろしの手間もありません。


とうくりの家づくりでは、家族のライフスタイルに合わせた“眠る空間のかたち”を提案しています。


  • 和室:香り・調湿効果・寝具をしまえる収納との相性が良い
  • 洋室:寝具の衛生管理がしやすく、ベッド周りの動線も確保しやすい


どちらにしても床材や壁材の素材が自然であるほど、空気の質が整い、眠りやすさが増します。


2. カーテンやブラインドの選び方

光の入り方を調整できるカーテンやブラインドは、眠りの深さに大きく関わります。

朝の自然光は目覚めを助けますが、夜は街灯や車のライトが差し込むと睡眠の妨げになります。

とうくりがおすすめするのは、


  • 夜はしっかり遮光でき、朝はやさしく光を取り込める二重カーテン
  • 自然素材のブラインドや障子で、光を和らげる工夫


これらは、光をコントロールしながら部屋の雰囲気も柔らかく演出します。


3. インテリアの“視覚ノイズ”を減らす

眠る前に視界に入るものが多すぎると、無意識に脳が情報を処理し続け、リラックスしにくくなります。

お片づけ講座でもお伝えしているように、「寝室は“休むためだけの空間”と考えて、余分なモノは減らす」ことがポイントです。


  • ベッド周りに物を置かない
  • 壁や棚の色を落ち着いたトーンにする
  • 自然素材の小物を選び、視覚的にやさしい雰囲気をつくる


こうした工夫が、目から入る情報をシンプルにし、気持ちを落ち着かせることにつながります。


4. 香り・質感で眠りをサポート

寝る前の空間にほのかな香りが漂うだけで、気分はぐっと落ち着きます。

無垢材やヒノキの香りはもちろん、自然のアロマ(ラベンダー・ヒノキオイル)を使うのもおすすめです。

また、麻や綿といった自然素材の寝具やカバーは、肌触りがやさしく、寝返りも快適です。


とうくりの家では、床や建具に木を多く使うことで、日常的に“香りと質感”によるリラックス効果を感じてもらえるよう工夫しています。


5. 「眠れる空間」は日常の整え方から

寝室を整えることは、暮らしそのものを見直すきっかけになります。

モノを少し減らす、照明を柔らかくする、自然素材を取り入れる――

そうした積み重ねが、「家全体が休息の場になる」暮らし方につながります。


次回は、「暮らしの整え方と眠り」について。

お片づけや部屋の整え方がなぜ眠りの質を変えるのか、とうくりの視点からお話しします。