夏をしのぐ、とうくりの家づくり
― 家の中と、庭の工夫で「涼しく暮らす」知恵 ―
1. 夏の家づくりは「素材選び」から始まる
夏を涼しく過ごす工夫は、設計よりももっと前、素材と思想の選び方から始まります。
● 石と木がもたらす、体感温度のちがい
とうくりでは、石や無垢の木など自然の素材を多く用いています。
石はひんやりと熱を蓄えにくく、木は湿度を調整してくれる。
こうした素材が、夏の家の中の「ムッとする暑さ」を和らげてくれます。
● 窓と庇(ひさし)の設計
強い日差しを防ぐために軒を深く取ったり、南向きの窓には庇をしっかり出す設計が有効です。
とうくりの家では「朝夕は光を入れ、昼は影をつくる」ような工夫をしています。
● 断熱材は「冷えを逃がさない」仕組み
家の中がいったん冷えると、その冷気を保ってくれるのが断熱材です。
とうくりでは、自然素材との相性も考えた断熱構成で、“魔法瓶のような空間”を実現しています。
2. 窓の外側に、もうひとつの「壁」をつくる
室内の冷房効率を上げるためには、窓の外側から熱をカットすることも重要です。
● すだれやシェードで直射をさえぎる
日本の知恵「すだれ」や現代的なサンシェードは、外からの直射日光をやわらげてくれます。
とうくりの家にも合う、シンプルで自然なデザインのものを選ぶと見た目にも美しく仕上がります。
● 石や木でつくる外部の「熱よけ」
例えばアプローチに、すのこやウッドデッキを組み合わせることで熱の蓄積や反射をやわらげることができます。
3. 庭でつくる「木陰」と「地温コントロール」
とうくりでは庭づくりも家づくりの一部と考えています。外構を整えることで、夏の快適さは大きく変わります。
● レベル1:すぐにできる工夫
打ち水:石畳やアプローチに水を撒けば、気化熱でひんやり。
グリーンシェード:ゴーヤやアサガオでつくる「緑のカーテン」は、目にも涼しい夏の風物詩。
● レベル2:庭を育てて涼しくする
落葉樹の植樹:夏は葉が茂り、木陰をつくり、冬は日を通す自然のブラインド。
芝生やグランドカバー:コンクリートより温度上昇が抑えられ、子どもやペットにも安心。
<おすすめのグランドカバー植物>
・ダイカンドラ(丸葉がかわいくて丈夫)
・クリーピングタイム(香りと花を楽しめる)
・クラピア(ほふく性で地面をしっかりカバー)
4. 「省エネ」よりも「快適」が先にある家
とうくりの家は、「省エネ住宅」である前に、「暮らしが気持ちいい家」でありたいと考えています。
暑さを受け入れながら、やわらげる素材と設計
空気の流れや光の入り方を整える設計力
外構まで含めて考える、暮らし全体のデザイン
こうした積み重ねが、エアコンに頼りきらない快適な夏を支えています。
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石のある庭、木陰が気持ちいいウッドデッキ、すだれの似合う縁側など…
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