暮らしの整え方と眠り
「寝る前にスマホを見続けてしまう」「部屋が散らかっていて気持ちが落ち着かない」
こうしたことが、意外にも眠りの質を下げていることをご存じでしょうか?
眠るための空間を整えることはもちろんですが、日々の暮らし方そのものを整えることが、深い眠りにつながるのです。
1. 部屋の散らかりは心の散らかり
私たちは眠る前に、無意識に部屋の様子を目にします。
物が多く、視界がごちゃごちゃしていると、脳はそれだけで「情報処理」に追われ、心が休まりにくくなります。
先日とうくりで開催した「お片づけ講座」でも、講師が次のように話していました。
「片づけは、モノを減らすだけでなく、心のざわつきを減らすこと。」
寝室に置くものは、「眠るために必要なものだけ」にすると良いでしょう。
お気に入りの照明、やさしい布地のカーテン、ほんの少しの観葉植物――
シンプルな空間こそ、眠るための「安心の器」になります。
2. 夜の過ごし方をやさしく整える
「夜のルーティン」という言葉は難しく聞こえますが、要は「眠る前の過ごし方を一定にして、心と体を落ち着かせる」ことです。
- 寝る1時間前には強い光やスマホ画面を避ける
- 温かいお茶や白湯をゆっくり飲む
- 照明を少し落として、気持ちを休める
こうした小さな習慣が「眠りのスイッチ」になります。
とうくりの家では、光や音を自然にやわらげる設計で、こうした夜の時間をサポートします。
3. 自然素材がもたらす“整う空気”
木やしっくいの家は、住む人の気持ちをそっと落ち着かせます。
無垢材のぬくもり、しっくいの呼吸する壁――これらは、ただの素材ではなく暮らしを調えるパートナーです。
日中の忙しさで張りつめた心も、家に帰って木の香りに包まれると、不思議と安心感が生まれます。
この「安心感」こそが、良質な眠りにつながる最大の要素です。
4. 眠りを中心に暮らしを組み立てる
「眠る時間は、明日をつくるための時間」
とうくりでは、眠りを軸にした家づくりを大切にしています。
間取り・素材・光・音――これらを整えることは、暮らしそのものを整えることと同じです。
住まいが心地よく整うと、自然と眠りも深くなり、翌朝の目覚めもすっきり変わります。
5. 小さな工夫から始める
いきなり大掃除や模様替えをする必要はありません。
寝室の一角だけ、シーツを新しいものに替えるだけ――そうした小さな一歩が、暮らしを整えるきっかけになります。
とうくりのお片づけ講座でも、「まずは寝る場所から整えてみてください」とお話ししています。
次回は、シリーズ最終回 「とうくりの家が叶える“深い眠り”体験」。
これまでのまとめと、実際にとうくりの家がどう眠りの質を高めるかをご紹介します。