ドアを「引き戸」にリフォームするという選択

~暮らしの動線が、もっと軽やかになる~


室内のリフォームを考える中で「開き戸を引き戸に替えたい」とご相談を受けることが増えています。とくにお子さまがいるご家庭や、ご高齢の方と暮らす住まいでは、毎日の“動線”が大きく変わるのを実感されるようです。


今回は、引き戸の魅力と注意点、リフォームのポイントを、とうくりの視点でご紹介します。


引き戸のいいところ

引き戸の一番のメリットは、開け閉めのしやすさと省スペース性。開き戸と違って「扉の開閉スペース」がいらないため、出入口まわりを有効活用できます。


また、扉を全開にすればリビングと隣室が一体化するなど空間の広がりを感じやすくなるのも大きな特長。最近では「玄関〜リビングの間に透明ガラスの引き戸を設け、光と風を通す」ような事例も人気です。


さらに、小さなお子さんの指はさみ事故や開閉音なども軽減でき、家族全員にやさしい設計にできるのが魅力です。


引き戸の注意点

一方で、どの住まいにも引き戸が取り付けられるわけではありません。引込み戸の場合、扉を引き込むための“壁の中のスペース”が必要になるため、間取りや構造次第では難しい場合も。


また、引き戸は気密性や遮音性がやや劣る傾向があり、冬場の寒さや音漏れが気になる方には気密性の高い商品を選ぶ工夫が必要です。


費用と施工のポイント

引き戸へのリフォームは、20〜30万円前後が相場です。既存の開き戸枠を再利用できるか、引き込み型かアウトセット型かによって、費用や工期が変わります。


素材やデザインもさまざまで、無垢材で仕上げたものから、ガラス入りで明るさを取り込むタイプまで、空間の雰囲気に合わせて選ぶ楽しさもあります。


まとめ

引き戸は、単なる“開閉の仕組み”を変えるだけでなく、暮らし方そのものを軽やかに変えてくれます。もし今の暮らしに少しでも「使いにくさ」「閉塞感」「音やぶつかりへの不安」があるなら、引き戸へのリフォームは有効な選択肢です。


とうくりでは、自然素材と調和する引き戸デザインも多数ご提案しています。気になる方は、ぜひご相談ください。